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分譲マンションの購入と誤信

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便利であるかそれとも不便であるか、そしてそれらを比較することが できない場合、人は「誤信」を生みやすい傾向にあります。

実は分譲マンションの購入においてもこうした「誤信」が生まれやすく なっているのです。

過去の住環境のこととこれからの住環境のことを考えてみると分りやすい。

分譲マンションを買う前、引越しも含めて何軒かの家なりマンションに 住んだことがある人は、その度に少なからず何らかの「不満」を抱えて いることが多いでしょう。

例えば、キッチンが広いことや防カビ仕様の窓やオートロックは慣れて しまうと「普通」であり、そしてそうでないものは「不便」であり「不満」 になるのでです。

専門的な言葉で言えば、便不便の非対称性が認められ、そうした「不便」 や「不満」がより蓄積されていきます。

分譲マンションを購入する前に、そうした過去の住環境への負の蓄積が解消さ れると感じられた場合、これからの生活はバラ色の住環境が待っていると感じ られることが少なくありません。

言い換えれば、人は日常的に感じる「不便」や「不満」といった感情は蓄積 されやすいために、まるでそうした感情が全て解消されるかのように感じら れる分譲マンションの購入に、ついつい偏った判断=「誤信」を抱えてしま いがちになるということです。

※実際のところ、新しく住むことになる分譲マンションにおいても何らか の「不便」や「不満」を感じることでしょう。

これは、マンションの買い手側に明らかに「買いたい」「ここに住みたい」 と感じさせる強い動機になります。

新しく移り住む予定の住環境がこれまでの「不便」や「不満」といった感情 の多くを解消してくれることは、精神的な効用が高いと言えるのは間違いあり ませんが、そうした面ばかりを強調させて、将来の「不便」や「不満」に繋が りやすい可能性のあるところを軽視するのは賢明ではないと言えます。

過去との決別と将来に予想される「負の蓄積」を冷静に比較したいところです。

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