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コーポラティブハウスのデメリット・問題点について

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近年メディアなどで話題になることも多いコーポラティブハウス。

※コーポラティブハウスは、、住宅を取得しようとする人々が集まり、 コミュニティをベースに、集合住宅を協同して建てるという一つの住 宅スタイルです。

人間味のあるコミュニティ、設計の自由度が高い、デザイン志向、 コストが安上がりなど聞こえの良い言葉が謳われることが多いですが、 現実にはそうとも言えないようです。

コーポラティブハウスのデメリット・問題点について考えてみたいと 思います。

○瑕疵担保責任についての問題

耐震偽装問題などに代表されるように、近年日本の建設・建築業界の モラル低下が叫ばれています。

そうした中、コーポラティブハウスについては、問題が発生した際の その責任や補償などが明確ではないという根本的な問題が存在します。

○流動性が著しく低い

そもそも不動産は株式や債券といったリスク資産と比較して、流動性が 低い傾向にありますが、コーポラティブハウスは集合住宅、個性的である というその特性からさらに流動性が低くなりがちです。

転職や転勤、人材の流動化などが進む現代社会においては、流動性が低い ことは大きなリスクを負うことになる可能性があります。

○コストは安くない

集合住宅であるが故に、共用部分などを考慮すると建築コストが安くなる という指摘がありますが、現実的には設計コストや人件費などが分譲マン ションなどに比べると高くつくことがあることが分っています。独自仕様 になることが多いためです。

逆に汎用性の高い設計とマニュアル化された製造工程の分譲マンションは、 当然ですがコストは安く抑えられます。

また、管理費や保険なども世帯あたりの負担が比較的、高くつく傾向にある ようです。

○脱退コストが高い

コーポラティブハウスは、集合住宅という特性上、コミュニティを形成して いる世帯や人間の「繋がり」が重視されているため、脱退がそもそも難しく また上で説明した流動性が低いということやコミュニティ上の規則もあり、 そのコミュニティを脱退する際のコストは高くつくことが少なくありません。

○人間関係は難しい

騒音や生活時間の違いをはじめ、各世帯がそれぞれの事情で生活していく中で 問題がないことはありえません。

多忙な方や、密度の高いご近所つきあいが苦手な人は不向きと言えます。

【まとめ】

コミュニティ重視のコーポラティブハウス+デザイン住宅という住宅スタイル はデメリットや問題点を軽視し、いいところだけが強調される傾向にあります。

上で挙げたような問題点やデメリットをよく吟味し、できる限り慎重な判断を しましょう。

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