公務員やサラリーマンが給与天引きという形で貯蓄を行う財形貯蓄 ですが、それに関する制度の一つに財形住宅融資があります。通常 の住宅ローンとは違った融資制度で、そのメリットとデメリットに ついて考えてみたいと思います。
【メリット】
○融資手数料が無料である。
通常であれば住宅ローンの中に含まれている融資手数料です。 5~20万程度の負担軽減になります。
○期間限定固定金利型
財形住宅融資の場合は、最初の5年間期間限定で市場金利よりもやや 低めの固定金利で融資を受けられるという優遇制度があります。最初 の5年間は約1%程度、一般の住宅ローンを組むよりも金利面で優遇され ます。
○元利均等返済、元金均等返済を選択可能
借り入れ総額が少なくなる元金均等返済を選択できるのは大きなメリット と言えます。また、融資額の40%の範囲でボーナス時併用返済をすること もできます。
【デメリット】
○勤務先を通じて申し込む財形転貸融資は転職しにくい
財形住宅融資の申し込み先の1つである「財形転貸融資」は勤務先を通じて 申し込む形となっています。ただし、転職をすると全額一括返済を要求され るという条件ですので、職業選択の自由度がかなり限定的になります。
また企業によってはこうした制度を逆手に取り、つまり転職しにくいという 心理を利用して、社内での人事を考えるところもあるようです。
○財形貯蓄の利子課税免除について
財形住宅融資というよりも財形貯蓄そのものについてですが、利子課税免除 にはほとんどメリットがなく、むしろほとんど預金の利子が期待できない現 状では自分が負担できるリスクを考慮しながら、自分で資産運用をした方が いいでしょう。
【どちらでもない】
○融資限度額について
以前であればメリットの方であったかもしれませんが、融資限度額は最高4000万円 となっています。
現在は住宅ローン債券の証券化など様々な新しい融資形態が出現してきていますので、 特筆すべきという点でもありません。