マイホームやマンションを購入する際に自己資金なし、つまり自己資金0 でスタートするのは大変負担が大きいものです。
最大の理由は金利です。
3000万円のマンションを30年返済、固定金利3%で毎月約10万円、ボーナス月20万円 の返済計画でいきますと、1500万円程度の金利負担となります。
また、マンションや建売住宅は購入時にマージンとして、20~30%程度のプレミアム、 つまり資産価値が乗せられており、例えば、3000万円のマンションを買った次の日に 販売したとしても2400~2100万円程度でしか売れない可能性が高いので、自己資金なし で買うということは、実質プレミアム分の金利を払っているいるということになり ます。(バブル時代のような時代は例外的に、転売して高くなる場合がありますが…。)
ですから、よく言われます自己資金には20~30%程度用意した方がいいというのは、 こういった金利負担を少しでも軽くするためであると考えてください。
では、自己資金0で住宅やマンションを購入することは無理でしょうか?
方法はいくつかあります。
【資金調達】
○まず、自己資金を増やすために、両親などからお金を「無利子」で借りる。 あるいは、両親から頭金を出してもらう。
○自分で稼ぐ
【新築にこだわらない】
ご存知のように日本の総人口は減り始めています。そして、住宅のリフォーム技術な ども発達してきていますので、質の高い中古住宅を選ぶことができる時代がやってこ ようとしています。
特に2010~15年前後には、消費税アップなどを経て中古住宅市場の流通は現状よりも かなり発展すると考えられます。
なお、日本の住宅市場は先進国の中でも類を見ないほど「新築派」が多く、アメリカや イギリス、フランスなどと比較しても中古住宅市場は未発達であると言われていますの で、今後はもっと市場が大きくなってくるでしょう。
新築にこだわらなければ、当然、資金が少なくても住宅ローンを組んだ際に支払う金利 負担は少なくて済むでしょう。
【最後に…インフレが負担を重くする可能性も】
上では説明していませんが、住宅ローンなどには変動金利と固定金利があります。 変動金利は市場の金利と連動して変わりますが、日本は1990年代から長くデフレが 進んだ後、今後はゆっくりとインフレが進みはじめると考えられています。
仮に変動金利をローン支払い期間中のどこかで採用したとしても、金利が上がるという ことは、支払い負担がそれだけ増えるということになります。
【まとめ】
自己資金0で住宅やマンションの購入を考えている人は、金利負担のことをよ~く考え ましょう。また、今後日本経済は以前のような高い経済成長を期待できるかどうかは 分りません。つまり、今より可処分所得が増えない可能性が十分あるということです。
これまでのように年齢が上がると、給料がアップするという時代はありえません。 ですから、収入が変わらず、金利負担だけが重くなっていく可能性があるということは 十分予想されます。
慎重に判断しましょう。