建売住宅や1戸建の場合ではあまり見かけませんが、分譲マンションなど では「自己資金0円でもOK」という広告を目にすることがあります。
自己資金0円ということは、住宅ローンを組むことを前提にしていると思 いますが、自己資金=頭金なしで住宅ローンを組むということはよほどの ことがない限り避けた方が賢明であると考えられます。
頭金が0円でも、収入が桁違いに多い世帯は短期間で住宅ローンを返済で きてしまうでしょうから、それほど心配することはないでしょう。
ここでは、そうした世帯以外を想定して自己資金0円のマンション購入・ 住宅ローンの注意点について説明したいと思います。
1.金利リスク
融資を受ける際の最大の懸念は金利、それも変動金利です。例えば、2.5% から5%に金利がアップすれば、単純に金利払い分は倍になります。つまり、 返済する金額が金利の変動により上下する可能性があるということになり ます。
もちろん金利が下がることもありますが、長らく日本の金利は低金利でし たので、今後は上がることはあってもこれ以上、下がるというのは考えに くいかもしれません。
住宅ローンにおける金利リスクは融資額の残額に対してリスクがありますので、 自己資金0円ということは、最大限の金利リスクを抱えることになります。
2.支払い期間の長期化
住宅ローンの2大ポイントは金利と支払い期間であるのはご存知だと思いますが、 自己資金0円のマンション購入における住宅ローンの場合は、返済期間が自己資 金がある場合に比べて、長期になるケースが多くなります。
家計の収入の状況にもよりますが、月々やボーナス時の支払い金額が10~20万 円程度であれば、明らかに自己資金0円の場合は支払い期間が長期化します。
支払い期間が長期化するということは、家計が借金を抱えている状況がそれだけ 長いということですから、期間×金利分だけ支払い総額が増えるということに他 なりません。