多くの人が関心を持っている住宅ローン金利の変動について、そして金利動向 の今後について考えてみたいと思います。
日本経済は、1900年~2000年でみた場合、GDPの成長率は現在の先進国の中でも 最も高く、年平均約3%もありました。
それも1950~80年代の40年余りは非常に成長力が高く、市場金利も高く推移し、 住宅ローン金利もそれに応じて高く推移してきた過去があります。
ところが、1990年代のバブル崩壊以降は金利が超低金利水準に突入し、住宅ローン 金利も、歴史的な超低金利時代を迎えました。
金利が低かったとされるローマ帝国、大英帝国の最盛期の時代でさえ、金利が最も 低ても2%を切ったことがないと言われています。
いかに1990年代後半~2000年代前半の日本の金利の低さが異常だったかを物語って います。
なぜ、日本の金利がここまで低くなったかについての議論については、また別の 機会に任せるとして、今後の日本の金利について簡潔に管理人の考え方を説明し てみたいと思います。
金利は一般的に、景気の良さに比例しますので、今後日本経済がゆるやかにでも よくなってきますと、金利は上昇してくるでしょう。
そして、今後は長期(10~30年)では金利はゆるやかに上昇傾向ではないかと思います。
なぜなら、今後しばらくは日本人の人口は減少していきます、そして仮に企業業績 が大きく変わらない(内需の減少と外需の増加を考慮して、現在の業績レベルで推移) とすれば、失業率も低下し、景況感は少しづつ長期的にはよくなると考えている からです。
財政赤字の影響から、社会保障費の負担増など労働者人口にとってはマイナス材料 もありますが、将来的な職への不安、最低限の生活の不安は払拭されていくのでは ないかと思います。
こうした心理的な不安が徐々に解消されることにより、景況感が改善され、景気が 緩やかに広く回復傾向に入れば、景気がゆるやかに上昇し、そしてIT分野やバイオ やナノといった新しい分野でも資金需要はさらに膨らんでくるでしょう。
そうなると市場金利もそれに応じて、ゆるやかに上昇してくると考えられます。
かなり楽観的なシナリオですが、こうした流れで今後は緩やかに住宅ローンの金利 は上昇していくのではないかと管理人は予測しています。