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住宅ローンの借り換えとその他のローンをまとめて一本化する

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どんなローンであれ、そのローンにかかるリスク・返済能力・経済環境など から金利と返済期間が設定されますが、住宅ローンは自動車ローンやカード ローンなどに比べると金利が低く設定されることが少なくありません。

ということは、ローンは金利が低い住宅ローンにまとめて一本化してしまえば、 その分、金利の支払い負担が軽くなるということです。

ですから、住宅ローンの借り換えの際に、他にもある自動車ローンやカードロ ーンなどをまとめて、ローンの一本化を図ることは一見お得に見えます。しかし、 低金利で固定されていた住宅ローン金利を変動型でやや金利が高い住宅ローンで 借り換え、ローンの一本化を行う場合は、借入金の残額と返済期間によっては 大きなリスクを背負う可能性がありますので、注意が必要です。

例えば、

住宅ローンの残額が3000万円 自動車ローン300万円 カードローン150万円

をそれぞれ単独のローンで組んでいた場合の月々の支払額が15万円だと仮定します。

住宅ローンは固定金利で4%程度、自動車ローン・カードローンは変動金利で 8~10%前後の金利を想定したとします。

その後、住宅ローンの借り換えを行う際にそれらをまとめ、一本化したとします。

金利は変動金利でこれまでの住宅ローン金利よりはやや高いものの、月々の支払い が13万円に減りました。返済期間も少し延びて、変動金利で5~6%程度を想定します。

さて、こうしてみるとこれまで負担の大きかった自動車ローンやカード・ローンの 支払い額が減って、住宅ローンの返済金額やや上がったということになり、プラス マイナスで月々の返済額は減っています。目先の感覚では「借り換えと一本化をして よかった」ということになるかもしれません。

しかし、ここでポイントになるのは、変動金利と返済期間の延長です。

借入金の金利負担は、金利の高さと返済期間によって変わります。ですから、 今後、借り換えを行った住宅ローンを含むローンの金利が外部の経済環境の 変化により上昇すると、とたんに月々の負担が重くのしかかってきます。 最悪の場合、借り換え→ローンの一本化を決めた1年後に支払金利が見直され、 月々の返済額が借り換え前の水準に戻るなんてこともあり得ます。

また、返済期間が延長されているため、支払い総額も実は借り換え前よりも 増える可能性も十分にあります。

2006年、日銀は量的緩和の解除、そしてゼロ金利解除を行うことを明言し始めま した。事実、長期国債の金利は少しずつですが、上昇傾向にあります。

今後、長期に渡って金利がどのように推移するかははっきりとは分りませんが、 失われた10年に見られた超低金利時代は、もうしばらくは来ないと考えられます。 つまり、長い経済史を見てもあれほどの超低金利を長期間維持できた例がほとんど ないからです…。

話は少し逸れてしまいましたが、住宅ローンの借り換えの際にその他のローンを まとめて一本化したいという気持ちは分りますが、金利負担と支払い総額を、つ まり、借入金の金利と支払期間をよく考えた上で判断することをオススメします。

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