住宅ローンの金利負担分の支払いこそが銀行の利益となることを 考えますと、銀行にとってみれば少しでも多く金利を支払ってく れる「元利均等返済」が望ましいという事になります。
この事実を分っていれば、もう元利均等返済と元金均等返済の違い については半分以上、理解しているも同然でです。
とは言いましても、それぞれにメリットとデメリットがありまして 単純にどちらがいいとは一面だけでは判断できません。
そこで、ざっと元利均等返済と元金均等返済の違いについて見てみ たいと思います。
○元利均等返済
デメリット
・借入金の総返済額が元金均等返済より多くなる。
・金利リスクが高い
メリット
・初期の負担額が少ない。
・金利が上昇しない場合は、毎月の返済額が一定。
○元金均等返済
デメリット
・ローン開始時の月々の負担が重い。
・受け付けてもらえない金融機関がある。
メリット
・初期段階での元金の減り方が大きいため、相対的に金利リスクは低い。
・借入の総返済額が元利均等返済より少ない。
簡単に説明を加えたいと思います。元金均等返済の方は、元金を初期から 返済していくために支払い総額も少なく、また元金が支払い当初から減少 していくために、残額に対する金利負担も元利均等返済よりは比較的、軽 くなります。
ただし、元利均等返済は支払い予想総額はやや多いものの、金利が変わら なければ、支払い額は一定です。
経済的に考えれば、コストやリスクを考えて断然、元金均等返済がいいの ですが、元利均等返済は月々の負担がそれほど重くなりにくい傾向にある ということになります。
ただ、今後の経済動向を考えますと、つまりこれ以上、日本の住宅金利が 下がりようがないことを考えますと、金利は上昇する可能性が高いと思います。
可能であれば元金均等返済を選択するか、あるいは繰り上げ返済を行って 金利上昇リスクに備えたいところですね。